・ワークを繰り返し取り組もう!
社会科は覚えなければいけない用語がたくさんあります。ワークなどの問題演習を一度やっただけでは覚えられないものもあるでしょう。そのため、範囲の問題を全て解き終わったら、もう一度初めに戻り、問題を解き直すなど、繰り返し繰り返し問題を解いてみましょう。そうすることで知識が定着します。そのためにはワーク本誌に初めから直接、書き込まず、別のノートに取り組むとよいと思います。
「そんなこと言っても、他の教科もあるし、時間が足りないよ」って思う人もいますよね。一度、問題を解いたら、必ずページごとに答え合わせをしましょう。そして、間違えてしまった問題には問題番号に×や?をしておくと、後でそのページを見たときに「前回はこの問題を間違えてしまったんだな、しっかり覚えられているかもう一度解いてみよう」と気づく目安になります。時間に余裕がない場合は少なくとも?がついている問題だけはもう一度、解いてみましょう。もう一度解いてみて、正解できたら×や?を消します。このように全ての問題の?が消えるまで、繰り返し問題を解きましょう。
・メモリーツリーの活用
用語を覚える際、ただ暗記しようとするとなかなか覚えられないことがあると思います。そんな時、よく活用したのが「メモリーツリー」です。某大学受験をテーマにした漫画で取り上げられた勉強法です。
大きなテーマを木の幹に見立てて、その出来事に関連する内容を枝分かれさせてまとめていくことで、視覚的に見ることができ、またストーリーで覚えていくことができます。
☆単語で覚えていくよりもストーリーで覚えていく方がおすすめです☆
(特に歴史は 原因→結果、この連続で今に至るのです)
※補足
ドイツの心理学者にエビングハウスという人がいます。人の記憶に関して100年以上前に研究を進めてきました。
エビングハウスは研究の中で、『たくさんの単語の羅列を記憶させ、どれくらいのスピードで忘れていくか』を実験しました。
その実験から得られたデータを基に作成されたのが「忘却曲線」です。人が物事を記憶してからの内容と忘れるまでの時間を表したものです。
この実験より、人間は何もしないとどんどん忘れていきます。習ったことも家に帰ると60%程度忘れてしまいます。何もしないと、二日後には覚えたことの4分の3を忘れてしまいます。だから、先生達は家に帰って宿題をしなさいというのです。宿題をすることで記憶を定着させることが出来るからです。
できるだけ早く復習すると、記憶が鮮明のため、忘れていても短時間でよみがえります。それに比べ、1週間以上経過したあとで復習しても、ところどころ完全に忘れてしまって、初めて記憶した時と同じ時間が必要となるのです。
繰り返し学習することで、知識が定着するんですね。