<先生になってみよう>
私は中学生の時によく、クラスメイトに問題の解説をしていました。
ですが、今は外出自粛で友達に勉強を教えに行くわけにはいきません…
そこで、先生になりきって授業の内容や問題の解説をしてみましょう。
そしてそれをスマホなどで撮影してみましょう。
この方法をおすすめする理由は二つあります。一つ目は教えることによって理解が深まるからです。人に教えるためにはまずは自分が理解していなければいけません。数学の文章問題だったらなぜその式が立つのか、理科の実験だったらなぜその実験結果が出るのかなど、答えが出るまでの仕組みをより詳しく勉強し直すことができます。苦手な教科ほど有効です。
二つ目に伝える力が身につくからです。ぜひ撮影した動画を見直してみましょう。なかなか伝えたいことを伝えられていなかったり、説明が多くなりすぎて話が長くなったりしてしまうはずです。わかりやすく伝えるには、必要な説明を無駄なくコンパクトに整理する必要があります。
これは入試の面接や作文にも役立つ力です。
<心を込めて音読してみよう>
次に紹介するのは何かを暗記する時に使える勉強法です。私は中学生のころ、テスト前は社会の教科書や国語の古文の文章などはほぼ丸暗記して臨んでいました。そのコツは「繰り返し心を込めて音読」です(笑)
普通に音読するとやっぱり頭に入ってこないものです。最終的には、ロボットの音読のようにただ音声を読み上げるだけになってしまいます。
そうではなく、まるで演劇のように心を込めて音読してみるのです。
古文ではセリフを登場人物になりきってオーバーに、社会の教科書は政治家のスピーチのように激しく読むなど(笑)。
全文を書いて覚えるのは大変ですが、音読なら1時間でも効率よく覚えられます。国語の古文や社会の教科書は暗記していて損することはありません。ぜひトライしてみてください。
<基礎を固めよう>
どの教科も今できることは基礎を固めることだと思います。実は、入試では1,2年生に学習した内容も多く出題されます。たとえば、今年の公立高校の前期試験国語で出題された問題を紹介します。
(問)次の傍線部が修飾する文節はどこか。
彼はクラスで最も背が高い生徒です。
ア クラスで イ 背が ウ 高い エ 生徒です
答えはもちろん「ウ 高い」ですが、これは1年生で学習した修飾・被修飾の関係に関する問題です。特に国語は文法や漢字、ことわざなど覚えなければいけないことが多い割に勉強しない人が多いです。数学や英語と違って「覚えておけば誰でもできる」問題が多いだけにとてももったいないです。
ぜひこの休校期間中に基礎固めに取り組んでみてください。以下に自主勉強に使えるプリントのリンクを張っておくので活用してみてください。
・学力向上ワークシート(埼玉県HPより)